四季を感じる

春の京都は桜が美しく、観光には最高の季節でどこも魅力的なのですが、桜を楽しみながら和の雰囲気を味わえるスポットをご紹介します。

哲学の道

約500本のソメイヨシノが咲き誇り、桜のトンネルの中を歩くような幻想的な景色が広がり、桜吹雪や花筏(水面に流れる桜の花びら)も見どころです。混雑しやすい嵐山や清水寺と比べて、比較的ゆったり桜を楽しめます。

円山公園

円山公園のシンボルともいえる「祇園しだれ桜」は、京都を代表する一本桜です。樹齢約80年の二代目しだれ桜は、夜にはライトアップされ幻想的な雰囲気をあたえ、昼とは違った美しさが楽しめます。

醍醐寺

約1000本の桜が咲き誇る京都屈指の桜名所で、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラなど、さまざまな種類の桜が境内を彩ります。豊臣秀吉が「醍醐の花見」を催した歴史ある場所であり、春に訪れると圧巻の桜景色を楽しめます。

渡月橋

渡月橋の周辺にはソメイヨシノやヤマザクラが咲き誇り、背景にそびえる嵐山の山桜も見どころで、満開の桜と雄大な自然が織りなす絶景を楽しめます。川沿いの桜並木も美しく、のんびり歩くだけで春を満喫できます。

二条城

二条城は、徳川家康が築いた世界遺産であり、50品種・約300本の桜がある京都でも特に品種が豊富な桜の名所です。「桜の園」では、桜の種類ごとの咲き方の違いを楽しめます。夜には桜のライトアップもあり、昼夜問わず春ならではの絶景が満喫できます。

高台寺

高台寺の方丈前庭「波心庭」のしだれ桜が見事で、白砂の庭に映えるピンクの花が訪れる人々を魅了します。3月から5月まで春の夜間特別拝観が予定されており、昼間の美しさはもちろん、夜間のライトアップによる幽玄な雰囲気も格別です。

くろ谷金戒光明寺

境内にはソメイヨシノやしだれ桜があり、春の静かな風情が魅力で、有名な観光地に比べて人が少なく、知る人ぞ知る穴場の桜スポットです。金戒光明寺の境内からは、京都市街を一望できる絶景スポットでもあり、桜とともに、遠くに見える京都タワーや東山の景色も楽しめる。

嵯峨野トロッコ列車

嵯峨駅~亀岡駅の間(約7.3km)には、桜のトンネルが出現し、車窓から桜のトンネルを満喫できます。亀岡駅の近くから「保津川下り」の船に乗ることができ、トロッコで山の風景を楽しんだ後、舟で川の景色を満喫するコースが人気です。川の上から見る桜も美しく、より一層京都の春を堪能できます。

夏の京都は暑いですが、伝統的な行事や自然の美しさ、風情あるスポットで涼を取りながら楽しむスポットをご紹介します。

貴船神社

貴船神社の「七夕笹飾りライトアップ」は毎年7月上旬から8月中旬まで開催される夏の恒例行事で、境内には青々とした笹が飾られ、参拝者が願いを書いた短冊が風に揺れます。日没から20時頃まで、笹飾りや社殿が優しい光で照らされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。

高台寺

夏の夜間特別拝観は毎年8月上旬から中旬まで開催され、豊臣秀吉公の命日である8月18日を偲びます。境内の伽藍や庭園が幻想的にライトアップされると共に、参道には約900張の燈明会提灯が灯され、幽玄な雰囲気を醸し出します。

貴船の川床

貴船川の上に設置された座敷で食事を楽しむ京都の夏の風物詩で、大正時代に茶店が川に床几を置いて涼む場所としたことに始まります。川の冷たい水が流れる上に座ることで、天然のクーラーのような涼しさを感じられます。夜の川床は、灯篭や間接照明で美しくライトアップされます。

竹林の小径

京都・嵐山にある竹林の散策路は、約400メートルの道に数万本もの竹が植えられ、天に登るように生える竹が圧巻の光景を作り出しています。太陽の光が竹の隙間から差し込み、幻想的な雰囲気を楽しめ、竹林を通る風が心地よく、他の観光地よりも涼しく感じられるのが魅力です。

祇園祭

千年以上の歴史を持つ日本三大祭りの一つです。毎年7月1日から7月31日までの1か月間にわたって行われます。最大の見どころである「山鉾巡行」は、前祭の17日、長刀鉾を先頭に23基の山鉾が巡行し、後祭の24日には、橋弁慶山を先頭に11基の山鉾が巡行し、京のまちは祭りの熱気に包まれます。

京都水族館

2012年3月にオープンした、日本初の完全な人工海水を利用した内陸型の都市型水族館です。京都駅からアクセスしやすい梅小路公園内にあり、「京の海」と呼ばれる館内で最も大きな水槽は、500トンの水量を有し、京都近くの海に生息する50種類ほどの海洋生物を展示しており圧巻の風景です。

正寿院

毎年7月~9月に「風鈴まつり」が開催されます。境内には色とりどりの風鈴が約2000個も飾られ、風が吹くたびに涼しげな音が響きます。本堂には、ハート型の「猪目窓(いのめまど)」があり、四季折々の景色が窓の形に映り込む絶景スポットです。

宇治川の鵜飼

宇治川の鵜飼は、夏の京都・宇治で楽しめる伝統的な川のイベントです。船の上からかがり火の灯る幻想的な風景を眺めながら、鵜(う)が魚を獲る様子を観賞できます。夕方の17時ごろから始まり、夜になると舟先に提灯が灯され幻想的な雰囲気になります。

秋の京都は、全国でも有数の紅葉の名所が多く、京都の古い寺社と紅葉の組み合わせは秋ならではの魅力です。ライトアップされるところも多く、昼と夜で異なる美しさが楽しめるスポットをご紹介します。

高台寺

約1,000本もの紅葉が織り成す、美しいグラデーションが楽しめます。特に、庭園にある臥龍池の鏡面な水面に映った紅葉は息を呑む美しさがあります。方丈前庭の波心庭で行われる、その年ごとにテーマを変えたカラフルなプロジェクションマッピングは、京都を代表するイベントの一つです。

東福寺

約2000本もの紅葉が植えられており、赤や黄色に染まる紅葉が広がる風景は、まるで紅葉の海のような壮観さです。特に有名なのが「通天橋」から眺める紅葉の景色で、谷間を埋め尽くす紅葉の圧倒的な美しさが楽しめます。

瑠璃光院

瑠璃光院は通常非公開で、春と秋の特定期間のみ一般公開されます。12,000坪を誇る広大な境内には3種の庭園があり、100種を超えるモミジが植えられています。特に「瑠璃の庭」の景色は、窓いっぱいに見える紅葉と机に映り込む紅葉が幻想空間を作り出しています。

貴船神社

境内の石段に並ぶ朱色の灯籠と、鮮やかな紅葉のコントラストが美しく、京都らしい景観が楽しめます。夜には境内の灯籠や石段がライトアップされ、昼間とは違った幻想的な雰囲気が楽しめます。紅葉の色彩が浮かび上がる様子は、貴船神社ならではの魅力で、日没後に見に行くことをお勧めします。

北野天満宮

11月中旬から12月上旬のみ、約350本の紅葉が植えられたもみじ苑が特別公開されます。この期間中のみ入ることができるエリアで、紅葉に囲まれた庭園を散策することができます。紅葉を眺めながらゆっくり歩くひとときは、他の観光地では味わえない静けさと趣があります。

清水寺

冬の澄んだ空気の中、清水寺からの景色は格別です。特に、山々がうっすら雪化粧をしていると幻想的な雰囲気が味わえます。境内には霜が降りることもあり、冬らしい冷たい美しさが感じられるでしょう。

渡月橋

渡月橋からは嵐山や保津川沿いの紅葉が一望でき、山々が赤や黄色に染まる様子が美しく広がります。渡月橋の下を流れる保津川の水面に紅葉が映り込む「逆さ紅葉」も大きな魅力です。渡月橋では秋のライトアップが行われることがあり、夜間には昼間とは違った幻想的な風景を楽しめます。

嵯峨野トロッコ列車

保津川渓谷沿いを走る観光列車で、車窓からは燃えるような紅葉の絶景を楽しむことができます。山全体が赤や黄色に染まり、渓谷と川の美しいコントラストが広がる景色は秋ならではの魅力です。風を感じながら、列車の窓から自然の色彩を満喫する贅沢な時間を過ごせます。

冬の京都には、雪や澄んだ空気が作り出す独特の美しさがあります。寒さが厳しい季節ですが、冬ならではの静けさや荘厳な雰囲気が楽しめるスポットをご紹介します。

金閣寺(鹿苑寺)

雪景色の金閣寺はまさに絵画のようで、金色に輝く建物と白い雪のコントラストが非常に美しいです。雪が積もる日は特に訪れる価値があり、朝早い時間だと観光客も少なくゆっくり楽しめます。

清水寺

冬の澄んだ空気の中、清水寺からの景色は格別です。特に、山々がうっすら雪化粧をしていると幻想的な雰囲気が味わえます。境内には霜が降りることもあり、冬らしい冷たい美しさが感じられるでしょう。

南禅寺と水路閣

冬は観光客も少なめで、静かな雰囲気が味わえます。特に雪が積もった日には、レンガの水路閣と雪の景色が見事なコントラストを作り出し、写真映えも抜群です。

嵐山と渡月橋

冬の嵐山は観光客も少なく静かな風景が広がります。渡月橋周辺や竹林も冬ならではの趣がありますし、少し歩いた先にある「大河内山荘」では、雪に覆われた日本庭園が楽しめます。

高台寺の夜間ライトアップ

冬季には夜間ライトアップが行われることがあり、静かな庭園に幻想的な光が当たり、しっとりとした冬の美しさを感じられます。境内の庭園や池に映るライトアップは、特に雪が降った日はまさに幽玄の世界。

大原エリア(特に三千院)

大原エリアは京都市街地よりも気温が低く、雪景色が楽しめることも多いエリアです。三千院では雪に覆われた苔庭や、しっとりとした古い建物が美しい情景を作り出します。冬の静寂が楽しめるので、特に冬に訪れると心が落ち着きます。

北野天満宮の初天神(梅花)

毎年1月25日には「初天神」として参拝者が集まり、境内に多くの屋台が並びます。北野天満宮は梅の名所でもあり、早咲きの梅がちらほら見られるのも魅力です。特に天神さんで有名な「合格祈願」に訪れる人も多いので、受験シーズンの冬に訪れるのも良いでしょう。

温かい甘味処湯豆腐

冬の京都は寒さが厳しいため、体が温まる湯豆腐や抹茶スイーツもおすすめです。南禅寺周辺の湯豆腐専門店や、河原町・祇園エリアの甘味処でぜんざいやおしるこをいただくと、冷えた体がぽかぽかになります。

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